第5回 心理学概論 記憶
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Questions and Answers

記憶のプロセスにおける正しい順序はどれか。

  • 記銘 → 保持 → 想起 (correct)
  • 保持 → 記銘 → 想起
  • 保持 → 想起 → 記銘
  • 想起 → 記銘 → 保持
  • 感覚記憶の視覚に関する説明として正しいものはどれか。

  • 感覚記憶は常に長期的に保持される。
  • エコイックメモリーは5秒程度続く。
  • アイコニックメモリーは1秒以下で消える。 (correct)
  • 視覚情報は全て短期記憶に送られる。
  • 短期記憶の保持時間が最も長い条件はどれか。

  • リハーサルを行うこと (correct)
  • 新しい情報を追加すること
  • 情報を分散して記憶すること
  • 感覚的な情報の記憶
  • 記憶におけるエピソード記憶とは何を指すか。

    <p>個人が過去に経験した出来事 (A)</p> Signup and view all the answers

    衰退説に関する正しい説明はどれか。

    <p>時間の経過とともに記憶は減衰する。 (B)</p> Signup and view all the answers

    自己準拠効果とは何に関連しているか。

    <p>情報を自己と関連付けて記憶すること (D)</p> Signup and view all the answers

    長期記憶における宣言的記憶の特徴は何か。

    <p>言葉で表現可能な記憶 (D)</p> Signup and view all the answers

    TOT現象(Tip of the tongue)とは何に関連するか。

    <p>言葉を思い出せない状況 (A)</p> Signup and view all the answers

    Study Notes

    第5回 心理学概論 記憶

    • 講義テーマ:記憶
    • 担当教員:渡部美穂子
    • 記憶のメカニズム
      • 記銘(記憶の獲得)、保持、想起
      • 記憶:過去経験の覚え、必要に応じて思い出すこと
      • 学習:行動の変化を含む
      • 記憶の3つの側面:記銘→保持→想起(再生と再認)
    • 記憶のプロセス
      • 感覚登録器→感覚記憶→短期貯蔵庫(一時的な記憶)→リハーサル→長期貯蔵庫(永続的な記憶)
      • 忘却の概念も含まれる
      • 多重貯蔵モデル(アトキンソン、シフリン、1968)図解あり
    • 系列位置効果
      • 初頭性効果(最初の情報が良く覚えられる)、新近性効果(最後の情報が良く覚えられる)、図あり
    • 感覚記憶
      • 視覚:アイコニックメモリー(1秒以下)、聴覚:エコイックメモリー(5秒程度)
      • 全体報告法と部分報告法:入力刺激の一部が短期貯蔵庫に移動
    • 短期記憶
      • 直接記憶範囲:チャンク化、チャンク(魔法の数7)
      • ブラウンーピーターソン課題(リハーサルなし→30秒程度しか保持できない)、処理水準モデル(情報処理の深さによって記憶に残りやすさが変わる)
    • 作業記憶
      • 短期貯蔵庫での処理、一時的に保持しつつ認知的処理を行う
      • 例:計算(18+25, 18+25, 18+25 = 43)
      • 複数の情報を同時に処理するとき重要な働きをする
    • さまざまな記銘方略
      • バラバラな情報をまとめて整理し理解すること
      • 関連する情報を付加し、まとめて理解すること
      • 意味的処理(深い意味で理解すること)を伴うこと
      • イメージ化(視覚化)、自己関連付ける
    • 長期記憶の分類
      • 宣言的記憶:言葉で表現できる記憶(事実やイベントなど)、例:意味記憶、エピソード記憶
      • 手続き的記憶:言葉で説明できない知識(技能や知識など)、例:運転、自転車に乗る
    • 忘却
      • 衰退説(エビングハウスの忘却理論):時間の経過とともに記憶が薄れていく
      • 干渉説(逆向/順向抑制):新しい情報により古い情報が邪魔される
      • TOT現象(Tip-of-the-tongue):思い出せそうなのに思い出せない現象
    • 検索のメカニズム
      • 符号化特定性原理:記銘時と想起時の状況(場所、精神状態等)が一致すると想起しやすくなる
      • 記憶検索の手がかりが重要
      • 関連する情報をまとめて理解する

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    このクイズでは記憶のメカニズムとプロセスについて探ります。記銘、保持、想起の各側面や、系列位置効果、感覚記憶についても触れます。記憶に関する理解を深めるための重要な要素を学びましょう。

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