ブレンディッド・ラーニング：オンライン化された研修の新潮流

ブレンディッド・ラーニングとは？

• ブレンディッド・ラーニング（blended learning）は、テクノロジーを取り入れた複数の学びをブレンドした学習方法のこと。
• 主流の対面型研修に代わり、複数の学習形態を取り入れて、新たな学びを構築する。
• ブレンドする5つの要素：メディア、学習活動、学習者、セオリー、提供方法。

ブレンディッド・ラーニングの特徴

• 学びの要素を単に組み合わせた学習方法ではなく、各要素の強みと研修のゴールをすり合わせて最適なものを選ぶ。
• 「いいとこ取り」をしてブレンドする点が、ブレンディッド・ラーニングの大きな特徴の一つ。

ブレンディッド・ラーニングはなぜ今重要なのか？

• DX（デジタル・トランスフォーメーション）の発達によって、企業はデジタル技術を活用して、新たな価値を生み出す必要に迫られている。
• 学びのDX化は、研修設計の基礎となるものであり、企業のDXのゴールである「競争優位の確立」を実現する手段。

ブレンディッド・ラーニングを研修設計に採用すべき理由

• 理想的な学びのDXは、トップダウン的なDXだけでなく、従業員や現場の声を取り入れたボトムアップ的なDXも積極的に取り入れていくこと。
• 学びのDXの考え方を再現するのが、ブレンディッド・ラーニングであり、トップダウン・ボトムアップDXをデザインするのに適したもの。

研修オンライン化の先を行くブレンディッド・ラーニング

• 新型コロナウイルス感染症の流行によって、研修のオンライン化が進み、混乱が生じた。
• オンライン研修の失敗例は、オンライン研修の特徴や受講者側の事情を考慮しなければならない。
• ブレンディッド・ラーニングには、デジタル技術を活用したブレンド型の学習方法、教育理論から学習形態まで、さまざまな要素をブレンドする特徴があり、学びのDXの考え方にフィットする。

研修のオンライン化に伴う4つの学習シーン

• オンラインを使った学習の性質を、「同期」「非同期」、そして「一方向」「双方向」で区分すると、４つの学習シーンに分けられる。
• ４つの学習シーン：eラーニング、オンデマンド、オンライン・クラスルーム、ウェビナー。
• ブレンディッド・ラーニングを導入することで、オンライン化の先を行く企業内学習の構築が可能になる。