バレーボール技術解説 PDF
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Summary
この資料は、バレーボールの技術や戦術について解説しています。攻撃と守備の基本、様々なプレー、フォーメーションなど、バレーボールを学ぶ上で必要な知識が網羅されています。
Full Transcript
1895 年に,アメリカの YMCA 体育指導者ウィリアム・G・モーガンにより、テニスとバスケットボールを 参考に考案された。 瞬間的にしかボールに接触できないため、ボールの扱い方(特にパス)とともに,ボールに触れない間のプ レー(ポジショニング)のスキルが要求される。 ミスが直接ポイントとなるので、侵入型(ゴ...
1895 年に,アメリカの YMCA 体育指導者ウィリアム・G・モーガンにより、テニスとバスケットボールを 参考に考案された。 瞬間的にしかボールに接触できないため、ボールの扱い方(特にパス)とともに,ボールに触れない間のプ レー(ポジショニング)のスキルが要求される。 ミスが直接ポイントとなるので、侵入型(ゴール型)の球技種目とは異なり,相手のミスを誘うことがポイ ント獲得の大きな要因になる。 コートを動き回れるだけの持久力(スタミナ)、スパイク時の瞬発力(クイックネス)、動きの柔軟性、さら には的確な判断力が要求される。 チームゲームであり,組織力を活かして、自分を上回る相手を打ち破る喜びが得られる。 攻撃の原則は、ミスをしない、ミスを誘う、弱点を突く(サービス)、守備の弱いところをねらう(スパイク) こと。 守備の原則は、ミスをしない、すばやくサービスレシーブの体制をとる、すばやくスパイクレシーブの体制 をとること。 バレーボールの学び方は、三段攻撃の各ポジションの役割を理解することと、予測して次のプレーを判断で きるようにすること。 オーバーハンドパス もっとも確実にパスを送ることができる技術である。 アンダーハンドパス 腰から下に飛んでくる低いボールのパスや勢いのあるサービスやスパイクをレシーブするときに使う技術 である。 サイドステップ(スライド) 移動距離が短い場合 1.5~2m)に使うフットワーク クロスステップ サイドステップを使ってもボールに追いつけないときに使うフットワーク ランニングステップ 移動スピードがいちばん速いフットワーク。遠くのボールを追いかけるときに使う バレーボールのフットワークではなるべく低い姿勢で上体をボールに向け、重心の移動を滑らかに行う。ボ ールから目を離さないように移動する。 アンダーハンドサーブ もっとも確実性の高いサーブである。トスを低くし。膝のバネを十分に使って下からすくい 上げるようにして打つ。 フローターサーブ 確実性が高く,威力もあるサーブである。ボールをミートする手の位置や打つときの強さによって,変化に 富んだサーブとなる。 サイドハンドサーブ 腰の回転と体重移動の力を使って打つので威力のあるサーブとなる。トスを正確に上げることがポイント となる。 オープンスパイク トスされたボールを上目づかいでしっかり見る(そのとき周辺視野で相手のレシーブの状況も把握する) クロスとストレートの打ち分け 相手のブロックの状況に応じてスパイクのコースを打ち分けることができれば、攻撃の幅が広がる。 フェイント 相手のブロックをよけて、レシーバーのいないところにボールを落とす技術である。 オープントス あごを引き、上目づかいでボールを見る バックトス ボールを送り出す瞬間,手首の素早い返しからひとさし指となか指で押し上げ肘で方向づける ブロックアウト 相手のブロックにうまく当ててコートの外にボールを落とす技術である。 クイック 相手ブロッカーにジャンプのゆとりを与えないように、セッターの近くで低く速いトスによってすばやく 打つスパイクである。 軟打 上方向に向けてドライブをかけて打つ打ち方を軟打という。ブロックの上を抜くときや、相手コートの奥を ねらうときに使う。ボールを打ちおろすのではなく、フローターサーブの要領で、ドライブ回転がかかる打 ち方をする。 フロック ボールが当たる瞬間、あごを引き、親指と小指に力を入れる サービスレシーブフォーメーション バレーボールは、サービスレシーブを失敗するとつねに 1 点を失う。したがって、サービスをいかにレシー プするかというサービスレシーブフォーメーションは、大変重要である。 ①1・5W フォーメーションフォワードの 1 名がセッター役にまわり,始めからネットぎわにいるフォーメ ーション。バックの 1 名がフォワードラインにあがり、レシーブする 5 名が W 字型に近ぶ。サービスがど こへきても容易にレシーブすることができる反面、攻撃者が 2 名になってしまう欠点がある。 ②0・6W フォーメーション 6 名全員がレシーブ体制をとるフォーメーション。バックからセッターがあがるため、フォワードの 3 名の 攻撃力をフルに生かすことができる。 ③0・6M フォーメーション セッターはバックから出て行き、バックの両サイドは、コートの端に分かれてシフトをしくフォーメーショ ン。バック選手のライン側でのレシープがしやすい。特に、スピードのないサービスのレシーブに有効。 アタックビット サービスとブロックを除き、相手コートに向かってボールを送ろうとするすべての動作のこと。アタ ックともいい,ボールを打つ人をアタッカーという。 移動攻撃 アタッカーがすばやく位置を変えて仕掛ける攻撃のこと。時間差攻撃などでしばしば見られる。 オープン攻撃 両サイドのアンテナ近くに高いトスを上げてスパイクする攻撃のこと。 クイック攻撃 速攻のこと。相手のブロッカーにジャンプのゆとりを与えないように,低く速いトスを上げて行うス パイク 攻撃のこと。 サイドアウト サービス権が相手側に移ること。 サービスエース サービスで直接ポイントをあげること。サーブポイントともいう。 時間差攻撃 相手ブロッカーの動きと攻撃との間にタイミングのズレをつくって攻撃する技術。一人で行う場合 (一人時間産)と二人以上が組んで行う場合がある。 トリックジャンプ 他のスパイカーに打たせるため、スパイクすると見せか けておとりになってジャンプすること。 バックアタック バックのプレーヤーがアタックラインの後方でジャンプし、相手コートにボールを打ち込むこと。ア タックラインを踏んだり、踏み越えてジャンプし、アタックすると反則になる。 ブロックアウト 相手のブロッカーの手にボールをわざと当てて、コート下の外にたたき出そうとする攻撃技術のこと。 ブロックカバー 相手にブロックされ、はね返ってくるボールを受けて再び味方の攻撃に切りかえようとするレシーブ 技術のこと。 ラリー 両チームが相手のボールをよくレシーブし、ボールの返し合いをすること。 3 3 フォーメーションの場合 プロックに参加をしないフォワードプレーヤーがフェイントカバーに入る。 3 1 2 フォーメーションの場合 バックのプレーヤーがフェイントカバーに入る。 ブロックに参加できないプレーヤーがいる場合 ブロックには最大限フォワードの 3 名のプレーヤーが参加することができる。しかし、低身長でブロック に参加するより、レシーブをした方がよいプレーヤーがいるときには、ブロックの参加人数を減らしてレシ ープの人数を増やすフォーメーションも考えられる。 チームの編成 プレーヤーは 9 名。 交代プレーヤーは 6 名まで。 監督、コーチ、マネージャーが各 1 名。 競技の進行 1 セットは、どちらかが 21 点先取したら終了。20 対 20 のときにジュースで、2 点勝ち越すまで続ける。 マイチンに 3 セット制を原則とし、2 セット先取したチームが勝ち。イー ゲーム開始前に提出したサービスオーダーの順序でサービスをし、順序は最後まで変えられない。 エンドラインの後方、両サイドラインの延長線内(サービスゾーン)の範囲でサービスを行う。 サービスは 1 回失敗したら、2 回目を行える。 サイドアウトで,サーブ権を得たチームの次のサービス順のプレーヤーがサーバーとなる。 「両テマッ 次のセットのサービスは、前のセットで最終サービスをした反対側のチームの次の人から始める。 前衛、中衛、後衛と 3 人ずつ 3 列に並ぶが、ポジションにかかわらずスパイクやブロックに自由に加 わってもよい。 後衛のプレー制限はない。 サービスのときのポジションの制限はない。 ローテーションは行わない。 サイドアウトによって得点と同時にサービス権を得る。 サービス権があってもなくても、相手の反則やミスで得点となる。 各セットごとにコートを交替する。 1 対 1 の最終セットはどちらかが先取したときコートを交する プレーのルール ネット上を越えて、相手コート上のボールに触れると反則。 ブロックでのボールタッチも、3 回の回数に数える。 ボールがネットに触れると 1 回と数えず、4 回まで触れることができる。そのとき同じプレーヤーが 続けてプレーできる。 ブロッカーはボールに触れたのち、他のプレーヤーに触れないボールを続けてプレーできるが、この 場合 2 回の接触となる。 相手側プレーヤーを妨害しなければ、相手のコート内に入ってもよい。 同じチームのプレーヤーがボールに同時に触れたときは、のタッチとし、そのうちの 1 人が続けてボ ールに触れてもよい。