自由自在 人体 骨 PDF
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この資料は人体、骨格、筋肉について解説した学習資料です。ヒトの骨格と筋肉、関節の構造、そして動物の骨格の特徴が分かりやすく説明されています。
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# 第1章 生物 ## 05 人体 ### 1 ヒトの骨格と筋肉 * **ヒトの骨格** ヒトの骨は約200個あり、それらが組み合わさった骨格でからだを支えている。また、脳(頭骨)や内臓(肋骨)をまもる、血液をつくる(骨の中にあ る骨髄)などの役割もある。 - 鎖骨 - 肩甲骨 - 胸骨 - 肋骨 - 骨盤 - 頭骨 - 上腕骨 - 橈骨 - 尺骨 - 背骨 - 大...
# 第1章 生物 ## 05 人体 ### 1 ヒトの骨格と筋肉 * **ヒトの骨格** ヒトの骨は約200個あり、それらが組み合わさった骨格でからだを支えている。また、脳(頭骨)や内臓(肋骨)をまもる、血液をつくる(骨の中にあ る骨髄)などの役割もある。 - 鎖骨 - 肩甲骨 - 胸骨 - 肋骨 - 骨盤 - 頭骨 - 上腕骨 - 橈骨 - 尺骨 - 背骨 - 大腿骨 - 膝蓋骨 - 脛骨 - 腓骨 * **筋肉** 骨についている筋肉を骨格筋という。骨格筋をのび縮みさせて骨を動かすことができる。心臓は心筋、その他の内臓は内臓筋でできている。心筋や内 臓筋は自分の意思で動かすことはできない。 * **関節のつくり** 肩・ひじ・ひざなどよく動く部分で、骨と骨をつなぐ部分には関節がある。先が丸い骨とくぼんだ骨が向かい 合い、じょうぶな膜で包まれている。 - 関節のしくみ - じん帯: 骨と骨を結ぶ。 - 軟骨: 骨の先をまもる。 - かつ液: 骨のすべりをよくする。 - あしの関節 * **骨を動かす筋肉** 骨格筋の端は、腱というじょうぶなつく りになっていて、それぞれ骨とつながって いる。骨にはのびたり縮んだりする筋肉が つながっている。 - 腕をのばすときに縮む筋肉 - 腕を曲げるときに縮む筋肉 * **直立二足歩行をするヒトで発達した骨** - 背骨: S字状をしていて、重い頭を支えることができる。 - 骨盤: 横に大きく広がって内臓の重さを支えることができる。 - 女性の骨盤は男性の骨盤よりも横に広い。 - あしの骨: 2本あしで体重を支えて歩くため、かかとの骨が大きくなり、土ふまずが発達している。 ## 2 動物の骨格 * **動物の生活(エサや生活場所)と骨の特徴** ### 1 動物のうしろあし - かかとの位置 - ヒトのあし - イヌのうしろあし - ウマのうしろあし - ●ヒトのかかとは地面につくので、 2本のあしでもしっかり体重を支 えることができる。 - ●ウマのかかとはヒトよりも 上にあり、中指1本で立っ ていることになる。 ### 2 動物の前あし - クジラの前あし - コウモリの前あし - ウマの前あし - ヒトの腕 - ●クジラの前あしは胸びれのよ うになっている。 - ●ウマの前あしの先は1本の指 で、ヒトの中指にあたる。 * **肉食動物の頭骨** 犬歯が大きく発達し、肉を引きさくことができる。また、臼歯は上下の歯がギザギザになっていて肉を切りさくことができる。両目が頭骨の前面にあり, 自分と獲物までの距離をつかむことができる。 - ライオン - トラ - イヌ * **草食動物の頭骨** 門歯が大きく発達し、草をかみ切ることができる。また、臼歯は平らで、 石臼のようにザラザラしていて草や葉をすりつぶすことができる。両目は頭骨の側面(横)にあり、自分の周囲を広く見ることで危険をはやく察知するこ ができる。 - ウサギ - ウマ - ウシ * **指の数で分類する蹄のある動物** - 偶蹄類(偶蹄目) - 指が2本または4本で、それぞれに蹄がある動物。 - ウシの蹄(2本) - ブタの蹄(4本) - 奇蹄類(奇蹄目) - 指が1本または3本で、それぞれに蹄がある動物。 - ウマの蹄(1本) - サイの蹄(3本) * **内骨格(セキツイ動物)と外骨格(節足動物)の運動** - 昆虫類などの節足動物は、セキツイ動 物のような骨をもたず、からだの外側をか らたい殻(外骨格)でおおわれている。節足動 物の各節には、のばす筋肉と曲げる筋肉が ついていて、交互に伸縮させてからだを動 かしている。 - 腕を曲げるときに縮む。 - 腕をのばすときに縮む。